2016年5月31日火曜日

セルインメイの考察 日経平均は高値圏、MSCIのリバランス買いが支えに

2016年 05月 31日 14:13 JST

日経平均は高値圏、MSCIのリバランス買いが支えに

市場では「きょう終値ベースで反映されるMSCI指数の定期見直しによるリバランスの売買インパクトは、
日本株で約500億円の買い越しと試算されており、薄商いの中で指数上昇を支える要因となっている。
一方、米国株ではリバランス売りが見込まれており、今晩の米株安が警戒される」(国内証券)という。

<13:01>  日経平均は一段高、過熱感なく上値試す

日経平均は一段高、1万7200円台を回復している。TOPIXコア30 は1%を超える上昇率。
市場では「円安や中国株高などが追い風。テクニカル的な好転シグナルも出て上値を試す動きになっている。
きょうで5日続伸になるが、商いも薄く過熱感は意識されていないようだ」(国内証券)との声が出ている。

<11:36>  前場の日経平均は5日続伸、コア銘柄が買われる

前場の東京株式市場で、日経平均株価は前営業日比83円93銭高の1万7151円95銭と5日続伸した。
朝方は連日上昇の反動で利益確定売りが先行。一時節目の1万7000円を下回ったが、
下値の堅さが確認されるとトヨタ 、パナソニック 、ファナック などのコア銘柄に買いが入り、
日経平均は上げに転じた。予想を上回る4月鉱工業生産指数速報が製造業中心に好材料と受け止められたほか、
為替が1ドル111円付近と円安基調にあることが支えになった。
前場の東証1部売買代金は8052億円と引き続き低調だった。

明日から週末にかけては5月米ISM製造業景気指数、5月米雇用統計などの米重要指標の発表を控えている。
国内の政策に絡む動きも注目され、全体は様子見ムードが強い。
市場では「月末でありポジションを傾けにくいところだが、サミット後の政策期待が持続している。
出遅れのバリュー系銘柄の一角などにも買いが入っている」(むさし証券ストラテジストの中島肇氏)
との声が出ていた。

東証1部の騰落数は、値上がり1021銘柄に対し、値下がりが761銘柄、変わらずが171銘柄となった。

引用:ロイター