四国地方整備局中村河川国道事務所が整備を進めている国道56号中村宿毛道路のうち、
平田IC(インターチェンジ)~宿毛IC(仮称)間で施工中の和田トンネルが13日、貫通する。同区間は19年度の供用開始を予定している。
中村宿毛道路は、高知県四万十市古津賀~宿毛市和田間の交通混雑の緩和と交通安全の確保を図るとともに、災害に強い道路として計画されている延長23・2キロの道路。将来は、四国8の字ネットワークとして高知自動車道と接続し、高知西南地域の高速交通ネットワークの一翼を担う。四万十市古津賀~平田IC間15・6キロは既に供用している。
和田トンネルの工事概要は、工事延長420メートル、トンネル延長161メートル、幅員10・5メートル、内空断面積76・6平方メートル、NATM、機械掘削。
工事場所は宿毛市和田。工期は18年2月28日。施工は不動テトラが担当している。
貫通日には、地元の県立宿毛工業高校の土木専攻の1年生20人が見学に訪れ、貫通後に覆工コンクリートに使用する鉄筋の組み立て体験や防水シートに中村宿毛道路への思いを書く。同事務所は、見学会を通じて建設業の魅力を感じてもらうとともに、若手技術者の育成支援につなげたいと考えている。
引用:日刊建設工業新聞
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