2018年4月19日木曜日

イオン公国に栄光あれ! 営業収益は過去最高、営業利益も1000億円超え




営業収益は過去最高、営業利益も1000億円超え
<イオンの第3四半期決算>GMS事業が復活した

2017年度第3四半期は、(1)「年末年始の営業状況が良かったこと」(2017年末は前年比〈以下同〉2~3%増、2018年始は7%増)、(2)「プライベートブランド(PB)のトップバリュの売上げが2ケタ近く伸びていること」、(3)「PBとナショナルブランドを値下げしたり、相場高の青果物を小分けにしたりして、買いやすい価格にすることが当たったこと」など、イオンリテールが打った手がピタリとはまった。

 そして、(4)「イオンスタイル化の推進」(イオンスタイルは351店舗中52店舗に)に加え、(5)「既存店の活性化」(その際、イオンスタイルの成功事例も水平展開される)にも取り組み、既存店全体で売上高が1.8%減となる中、①「キッズ」は9.0%増、②「ファーマシー」は5.9%増、③「リカー」は4.5%増、④「ビューティ」は3.5%増、⑤「レディス」は2.1%増と、売上げを伸ばしたのだった。

 その結果、苦戦した「農産」(9.2%減)と「水産」(4.0%減)の落ち込みを、これまで苦戦が続いていた衣料品でもカバー。これは、気温低下という天候要因もあるが、(6)「積極的に取り組んだ『ブラックフライデー』期間の売上げ好調」による要素も大きかったのだという。

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