週明けの米英休場を控えて、今週の流れに調整入るか
【これからの見通し】週明けの米英休場を控えて、今週の流れに調整入るか
きょうは週末に加えて、来週月曜日が米国のメモリアルデー、英国のスプリングバンクホリデーと休場が相次ぐことから、今週の流れに調整が入りやすい状況となりそうだ。NY市場では米債券市場が短縮取引となり、手掛かり難から短期筋はポジションの早仕舞いとなりそうだ。今週はリスク回避的な円高の流れが優勢だったことから、やや円安方向に戻すのかどうかとなろう。
ロンドン・欧州市場では、ドイツIfo景況感指数(5月)、英GDP・改定値(第1四半期)などの経済指標が発表される。いずれもほぼ前回並の水準が見込まれている。また、リクスバンク350周年記念会合が開催され中銀当局者が一同に会する。リクスバンク(スウェーデン中銀)のイングベス総裁をはじめとして、カーニー英中銀総裁、リッカネン・フィンランド中銀総裁、パウエルFRB議長が出席する予定。散発的に発言内容が報じられそうだ。
NY市場では、米耐久財受注・速報値(4月)、ミシガン大学消費者信頼感指数・確報値(5月)などが発表される。耐久財受注は毎月の変動が大きいことで知られる指標だが、今回4月の予想は前月比-1.3%となっており、前回3月の+2.6%から落ち込む見込み。一方、輸送機器を除くと前月比+0.5%と前回の+0.1%から伸びが大幅となる見込み。ミシガン大指数は前回並の水準が見込まれている。また、ダラス連銀主催の会合で、カプラン・ダラス連銀総裁、ボスティック・アトランタ連銀総裁、エバンス・シカゴ連銀総裁がパネル討論会に出席する予定になっている。今週はFOMC議事録でインフレのある程度のオーバーシュートを認める内容があり、利上げペースが緩やかになるとの見方が、米債利回りの低下につながった経緯がある。各連銀総裁の見方が注目されよう。
また、米朝首脳会談関連ではトランプ米大統領の書簡に反応して、北朝鮮側が話し合いを継続する姿勢に変化しており、駆け引きが続いている。きょうも新たな動きには注意したい。
引用:みんかぶ/KlugFX
https://minkabu.jp/news/2117231
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